【熱中症 初期症状を把握して 早めの対応を!】
【熱中症 初期症状を把握して 早めの対応を!】
熱中症には、真夏だけでなく蒸し暑い梅雨の時期も気を付ける必要があります。
なぜなら、湿度が高い事で体内の熱が逃げにくいからです。
また、マスクでの生活で体に熱を溜め込みやすくなっていますので、予防はもちろんのこと、初期症状を見逃し症状が重くならないよう、早めの対応を知っておきましょう。
この記事では、次の順に説明していきます。
【熱中症】
・初期症状
・対応の仕方
・予防策
《筆者》 美村多栄
華プロジェクト/大阪、ダンスアート・エモーション主宰
健康ストレッチ、スタイルアップ、ダンス講師
整形外科での患者のためのリハビリストレッチ指導の他、
モデルスクール、芸能事務所等での指導歴約35年
【熱中症 初期症状】
熱中症の初期症状には次のような症状が挙げられます。
・めまいや立ちくらみ
・気分が悪くなる
・手足のしびれ
・足がつる
等
このような症状が出始めるということは、脳や筋肉、内臓の水分が著しく減っている、また、体の中が熱くなり過ぎています。
脳や筋肉、内臓がダメージを受け始めている事でこのような症状が出ていますので、重症化しないよう、出来るだけ早めの対応が必要です。
【熱中症 対応の仕方】
上のような症状が表れたら、次のような対応をしましょう。
・経口補水液を摂る
・体内の熱を下げる
・体内の熱を逃がす
<水分が摂れるようなら経口補水液を摂りましょう>
経口補水液は体内の塩分濃度に近いため、症状が早く改善されやすいです。
もし経口補水液がなければ、スポーツドリンクや水分を摂りましょう。
(注)
ただし、スポーツドリンクや水での対応は初期症状に限ります。
足がふらついて一人では歩けない、嘔吐する、反応がない等、症状が重いほど水だけの対応はかえって症状を悪化させます。
スポーツドリンクも、重症化している時は下痢を引き起こす可能性があります。
経口補水液は、ドラッグストアで手に入れる事が出来ますが、自分で簡単に作る事も出来ます。
<経口補水液の作り方>
100mlの水に0.3gの塩を入れると、経口補水液に含まれる塩分量と同じになります。
※ひとつまみ(人差し指と親指の2本で軽くつまんで取れる量)がだいたい0.3gです。
また、水分は冷たい方が早く血液を冷やし体温を下げることが出来ますので、出来るだけ冷たい水分を摂りましょう。
<体内の熱を下げる>
体内の熱を早く冷やす必要があるため、脇や首筋等太い血管が通っている場所にタオル等で巻いた氷や保冷剤を当てましょう。
<体内の熱を逃がす>
出来るだけ早く、体内の熱を逃がす対応も有効です。
体にぬるま湯、なければ水をかけ、ウチワ等であおぐ事で体が冷えやすくなります。
【熱中症 ならないための予防策】
予防法として、次のような対応があります。
・屋外では、帽子や日傘を使用する
・室内では、エアコン等で部屋の温度を調節する
・こまめに水分を摂る
・運動する習慣をつける
<屋外では、帽子や日傘を使用する>
帽子や日傘を使用することで、日差しが直接当たらないようにしましょう。
うちわや扇子等で体の表面温度を下げたり、最近では、首元を冷やすスカーフやハンディ扇風機等も売られていますので、それらを使う事も体温の上昇を防ぐ効果が期待できます。
また、こまめに日陰で休むことも必要です。
<室内では、エアコン等で部屋の温度を調節する>
日中だけでなく、就寝時もエアコンや扇風機等で部屋の温度を調節しましょう。
特に、就寝時に熱中症になるケースは多いです。
なぜなら、日本の夏は夜になっても気温があまり下がらないため、当然、室内の温度も下がる事がないからです。
それに、日中だと起きているため体調の変化に気付くことが出来ますが、寝ている間だと気づきにくくなります。
就寝時もエアコンはつけて、部屋の温度が高くならないように対応しましょう。
その時、エアコンのタイマー機能は使わないようにして下さい。
なぜなら、タイマーをセットして就寝し、タイマーが切れたあと、部屋の温度が急上昇しても、寝ていて気付かず体温が上がってしまうからです。
タイマーはセットせず、朝までエアコンは付けたままにしましょう。
<こまめに水分を摂る>
水分を摂るのは大事ですが、暑いからと言って一度に多くの水分を摂ると、体がだるくなってしまいます。
1度に摂る量は200mlまでにして、こまめに摂りましょう。
ただし、水分ならどれを摂ってもいいわけではありません。
熱い時の冷えたビールは格別ですが、ビールには利尿作用がありますので、かえって体内の水分量が減ってしまいますので、水分補給にはなりません。
同様に、緑茶やコーヒーなどのカフェインを含む飲み物も、利尿作用がありますので、気を付けましょう。
<運動をする習慣をつける>
筋肉は水分を多く含んでいます。
ですので、運動をする習慣がある人ほど熱中症にかかりにくい傾向があります。
また、運動する習慣のある人は、汗を出す習慣がありますので、体が塩分やミネラルの排出を抑えようと、あまり塩分やミネラルを含まない汗が出るようになります。
普段あまり汗をかかない人が汗をかくとベタベタ汗なのは、汗に塩分やミネラルが含まれているからで、汗を出す習慣を付けると、徐々に塩分やミネラルを含まないサラサラ汗をかくようになるので、熱中症になりにくくなります。
ですので、学生の外でのクラブ活動時、熱中症になりやすいのは、今まであまり外での運動に慣れていない、クラブに入会して間の無い1年生が多いようです。
【注意】
これまで述べた事は、あくまでも初期症状です。
吐き気や嘔吐、高熱、意識がない、力が入らなかったり、まっすぐ歩けない場合は、軽度ではなく中等度、もしくは重度の症状に当たりますので、すぐに受診しましょう。
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