記憶力を高めるトレーニングとは……
記憶力を高めるには、前回お話したように食べ物も大事ですが、トレーニングも必要です。
なぜなら、トレーニングをする事によって、脳の血流が良くなり記憶力を高めるからなのです。
では、どのようなトレーニングをすれば脳の血流が良くなるのでしょう?
それは、
・体の中で一番大きな筋肉を動かす
・筋肉をほぐす
・正しい姿勢をとる
です。
【体の中で一番大きな筋肉を動かす】
つまり、太ももを動かすと、全身の血流が良くなり脳の血流も良くなります。
例えば、勉強や仕事をしていて、集中力が切れてきたり、問題が解けない、良いアイデアが浮かばない時は、
その場を離れて散歩をしてみると、気分転換にもなりますが、体の中で一番大きい筋肉、太ももを動かす事で脳の血流が良くなる事が、勉強や仕事への集中力に繋がるのです。
家の中で行うのなら、足踏みはどうでしょう?
最初は軽く足踏みをし、途中何度かゆっくりした早さで膝を高く上げる足踏みを入れると、さらに血流が良くなります。
もし、階段1段くらいの高さの台があれば、上り下りを繰り返すのも効果的です。
階段1段上がるのは、歩く1歩より2.5倍の筋力トレーニングになります。
【筋肉をほぐす】
また、同じ姿勢を続けていると、筋肉が固まってしまいます。
定期的に姿勢を変え、肩、首周りをほぐしたり、上半身を伸ばしたりと、脳に近い筋肉をほぐす事も脳の血流アップ、しいては記憶力を高めるのに効果的です。
もちろん、トレーニング後に筋肉をほぐすことも大事です。
【正しい姿勢をとる】
最後に「姿勢」ですが、「正しい姿勢をとる」事が一番記憶力を高める上で、基本なのかもしれません。
以前、整形外科で医師から、
「認知症予防のため、また認知症改善のためにも、ストレッチだけでなく、正しい姿勢の作り方も指導して欲しい。」
と頼まれ、約10年間、患者のためのリハビリストレッチとともに正しい姿勢の作り方を指導してきました。
そのため、認知症と診断された患者さんも、そのストレッチを受けて下さったのですが、最初は目を合わせることもしなかった患者さんが、しっかり目を合わせてニッコリ微笑まれるようになりました。
正しい姿勢が脳の血流とどう関係しているかと言いますと、
例えば、庭の花にホースで水やりをするとします。
そのホースが曲がっている場合と真っ直ぐな場合、どちらが水の出はいいでしょう?
ホースが真っ直ぐな方が、水の出がいいのではないでしょうか。
姿勢も同じで、正しい姿勢の方が脳への血流は良くなるのです。
とは言っても、正しい姿勢を保つ為には、保ち続けるための筋肉が必要ですし、意識し続けることも必要です。
では、意識しなくても正しい姿勢を保つ事が出来るようになるにはどうすれば良いでしょう?
勉強や仕事をしている時は座っている事が多いので、座り姿勢の作り方をお話ししますと、
まずは背もたれのあるイスに深く腰掛けます。
そうしますと、力を抜いても腰が丸くならず、正しい姿勢を保つことが容易になります。
ただ、前を向いて座るだけならそれでいいのですが、机での作業となりますと前かがみになり、気がつくと腰が丸くなってしまいます。
そうなると肩が前に出ますし、それに伴って頭も前に、つまりは曲がったホース状態になってしまいます。
その場合の対処法としまして、バスタオルを用意しましょう。
二つ折りにしてからクルクルと丸めてゴムか紐でとめます。
それを腰とイスの背もたれの間に挟むと、腰が丸くならず正しい姿勢を保ちやすくなりますし、腰が楽になります。
また、お尻の下に敷くのも効果的です。
注意点としましては、あくまでもお尻の下です。
足の付け根の下や太ももの下に敷きますと、腰が立ちにくくなるため、正しい姿勢を保ちにくくなります。
このように考えると、記憶力を高めるためには、意識しなくても正しい姿勢を保つ事が出来るようになるまで、正しい姿勢を意識するというトレーニングが必要ということかもしれません。
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華プロジェクト
スタイルアップ講師
美村多栄
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